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SOCIE

在野の社会学研究者による尽きなく生きることの社会学

見田宗介「社会学入門」

社会学の面白さとは? 社会学というのは、学問のなかの「残滓」のようなところがある。 つまり、残りカス。日常生活でおこる疑問や問いのなかで、これは「◯◯学」の領分である、と規定できないようなものは、大抵「社会学」として扱われることになる。 たしか…

東浩紀「弱いつながり」

弱いつながり 検索ワードを探す旅(2014/07/24)東 浩紀商品詳細を見る ・東浩紀と偶然性 私は東浩紀という人物の本がわりあい好きである。 「存在論的・郵便論的」には圧倒されたし、「動物化するポストモダン」は今たまに読んだりするし、「情報環境論集」は…

真木田雄介「偶然性の現代社会学」

偶然性の現代社会学: 閉塞するリスク社会(2014/03/23)真木田雄介商品詳細を見る ・恐縮ながら… 電子書籍で本を書いた。 本を読んだり、日常を生きていて考えたことを一つの文章にしてみた。それゆえこれまでのブログで紹介したようなトピック(「閉塞感」や…

高橋由典「行為論的思考」

行為論的思考―体験選択と社会学 (叢書・現代社会のフロンティア)(2007/07)高橋 由典商品詳細を見る ・行為論の面白さ 「行為」とは、人間が意図した、意味ある行動のすべてを指す。 仕事をするのも、ブログを書くのも、友達と意味のないおしゃべりをするのも…

嶋根克己・藤村正之「非日常を生み出す文化装置」

非日常を生み出す文化装置(2001/03)嶋根 克己、藤村 正之 他商品詳細を見る ・「日常/非日常」という視点で現代文化をみる 面白い学術書というのは珍しい。たいていの学術書は、読者を面白くさせるという目的で書かれていないし、だいたい重箱の隅をつつい…

真木悠介「時間の比較社会学」

時間の比較社会学 (岩波現代文庫)(2003/08/20)真木 悠介商品詳細を見る ・日本社会学の長老 真木悠介というのは、見田宗介の筆名である。見田いわく、社会学者としての要請として書く書物が「見田宗介」を名乗られ、個人的な学術的関心から書く書物が「真木…

吉本隆明「転向論」

マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫)(1990/10/03)吉本 隆明商品詳細を見る ・なぜ今「転向論」か? 吉本隆明といえば、1960年代に活躍した思想家だし、「転向論」なんて戦前・戦中の思想家を分析した論考である。この2010年代になぜ、そんな昔の論考を読…

鈴木謙介「カーニヴァル化する社会」

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)(2005/05/19)鈴木 謙介商品詳細を見る ・「カーニヴァル(祝祭)」という捉え方 現代社会を表すキーワードとして「カーニヴァル(祝祭)」という言葉は的を射ている。 ネット炎上、ワールドカップ限定のナショナリズ…

大澤真幸「不可能性の時代」

不可能性の時代 (岩波新書)(2008/04/22)大澤 真幸商品詳細を見る ・現代の「閉塞感」 現代社会を診断するときに、よく「閉塞感」という言葉が使われることがある。不思議なもので、「現代は閉塞感に覆われている」というとき、何だかよく分からないけれど、…